SUNVOLT(サンボルト) S-RIDE PRO パフォーマンス セパレートワンピース 長袖 インプレッション②
概要
・サンボルトセパワンで前橋CXにでてみた
・やはり着心地と伸縮性は抜群
・袖と試着については改善の余地あり?
・事後対応もマル
先日、シクロと春秋のロード用に、サンボルトでセパワン長袖を作った。
さっそく前橋CXで着用したので、改めてインプレッションを行いたい。
レースでの使用感
先のインプレッションでも述べたとおり、着心地と伸縮性は抜群だ。試走とレース本番で着用したが、まったくストレスを感じない。「着ているのを忘れる」感さえある(変な表現だが)。
僕以外のチームメイトも着用したが、やはり「動きを妨げる感覚はない」といっていた。
試走~集合
試走後、セパワンに安全ピンでゼッケンをつける。厳冬着の裏起毛ジャージと比べ、生地が薄いので非常にピンが指しやすい。これは地味にうれしいポイントだった。
シクロは時間のないなかでバタバタと準備することが多く、少しでも手間が省けるのはありがたい(C2以上の人は準備時間に余裕がある)。
着用の際、二の腕部分?がかなり伸縮する。肩口にゼッケンは同行者につけてもらったほうがいいかもしれない。安全ピンでなく両面テームを使う人は、簡単に貼ることができるし、家から着ていくこともできるので、より楽だと思う。
当日、会場の気温は5度弱くらいだったろうか。ひなたは暖かいが、風がかなり強く、体感的には数字以上に寒く感じた。
レース40分前くらいにセパワンに着替える。このとき、イナーメのオールシーズンを塗った状態で、セパワン+Sportful NORAIN レッグウォーマー(裏起毛)+ベンチコートを着用していた。
インナーはfinetrack(ファイントラック)のアクティブスキン+TIGORAの裏起毛インナー(mont-bellのジオラインを用意したかったが、売り切れだったので……)
ローラーがなかったので、30分ほど空きスペースをゆるゆる走る。寒さは感じない。
じわっと汗ばむくらいまで身体を温めた後、イナーメのCXオイルを塗って、トイレに寄って、ゼッケンコールへゴー(トイレもすごく行きやすかった)。
セパワンと関係ないけど、イナーメのオイルはほんとうにいい。肌弱くても平気。
オールシーズン、CX、リカバリー買っておけばだいたい大丈夫。雨の日用にレインジェルがあるとなおよし。
シクロやらない人はオールシーズンとリカバリーだけでオーケー。
スタート地点
このとき、レッグウォーマーは脱いでおく。スタート2分前にチームメイトにベンチコートを預ける。アップ+イナーメオイルでまったく寒くない。
レース
やはり寒さはまったく感じなかった。今回の前橋CXで大丈夫ということは、晴れの場合どこのレースでも大丈夫そう。チームメイトでは、東北CX 蔵王ラウンドもセパワン(レッグウォーマーなし)で出場した人がいた。清里 萌木の村でも、半ズボンで走っている人がいたから、晴れればいけると思う。雨だったら……レッグウォーマー等で調整だろうか。
飛び乗り・飛び降り、シケイン、担ぎ、階段。どれも問題なし。上述のように「着ているのを忘れる」ぐらい着心地はよい。
もう1つすばらしかったのが、パッドだ。好みの問題かもしれないが、僕が今まで履いたもののなかでいちばんよかった。自宅でローラーにも乗ってみたが、ものすごく快適だ。「いくらでも乗れるんじゃないか?」と錯覚してしまう。わりとデリケートなオシリな僕としては、もしかするといちばんのメリットかもしれない。ロングライドなら間違いなくセパワンを選ぶと思う。
袖については改善の余地あり?
チームメイトのひとりは袖が長く感じたそうだ。袖を内側に折って出走していた(袖以外のサイズ感と着心地は「ばっちり」とのこと)。一方で、他のチームメイトは「ちょうどいい」といっていた。
ちなみに、僕はかなり腕が長いため、少し短いくらいに感じた。さらにいえば、手首が少しだけゆるく感じる(インナー込でちょうどいいくらい)。
これらは試着によって改善される問題なのだが……実はサンボルトに「S-RIDE PRO パフォーマンス セパレートワンピース 長袖」の試着用ウェアはない。そのため、同じサイズ感である「S-RIDE PRO パフォーマンス セパレートワンピース 半袖」を試着した。その結果「身体はぴったりなのに袖が合わない」問題が発生している。購入した7人のうち5人は「ぴったり」だったことを考えると、「袖問題」が起きた2人は少数派なのかもしれないが。
やはり「S-RIDE PRO パフォーマンス セパレートワンピース 長袖」にも試着用ウェアがあれば、起こらなかったように思う。
事後対応もマル
これはチームメイトの腕だ。マッチョである。
マッチョなせいなのか?裁縫のせいなのか?初めて袖を通したときに縫い目がほつれてしまったそうだ。「何度か着用してならともかく、1度でこれは……」ということで、サンボルトに連絡してみた。すると
・不具合申し訳ない
・着払いで送ってほしい
・修正(交換?)する
といった旨のメールをいただいた。しかもその日のうちにだ。
これはたいへんありがたい。日本国内のメーカーだから、こういった連絡や返品・交換は早く正確だ。不具合があった場合は対応してくれるし、基本的に仕上がりはすごくきれいなので、サンボルトを選ぶメリットの1つだと思う。
まとめ
レースのなかで、性能・着心地のよさを実感できた。また、アフターケアもよさそうだ。
袖のサイズ感だけは気になるので、試着ウェアも含めて今後改善してくれるとより満足度が上がると思う。トータルで考えると、「もう1着作る」となればまたサンボルトを選ぶと思う。