井戸を掘るなら水の出るまで

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残業100時間の自転車乗りが昇格目指してがんばるブログ。ロードバイクとシクロクロスやってます。合言葉は「あきらめない」!

TOHOKU CX Project 郡山空港ラウンド C4 4位

今年最後の東北シクロ。

郡山大槻公園が使えないため、新たに郡山空港が会場となった。完全新規コースで事前情報はまったくない。


会場全体が足の長い芝状になっているうえ、デコボコと見えない凹凸があり、なかなかバイクが進まない。コース前半はフラットで、重めのギアをグイグイ踏んでいく必要がある。
後半には、乗車不可能な登りキャンバーが1つ、シンプルで小さい下りキャンバーが2つあるくらいで、テクニカルセクションはほぼない。コース全体を通して99%は乗車可能だ。

ただし、ゴール手前には長くきつい激坂が用意されており、「楽な」コースとはいえない。テクニックよりも踏み踏みのパワーコースだ。

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登りキャンバー

 コースからは飛行機の発着陸を眺めることができ、景観がすばらしい。会場はわりと高いところにあるようで、寒い。ギリギリ生足でいけるくらいの気温だ。
試走したかんじ、キャンバーのラインと飛び乗りさえ気をつければ、特に怖いところはない。登りはきついが、僕はこういうコースが大好きなので、珍しく緊張せずにレースに臨めた。f:id:stand012:20190204225142j:plain

 

2列めからスタート。カウントダウンを聞き逃し、ミスしてしまった。1周ちょい使って順位を上げる。1,2位の選手はパックになって先行。僕を含めた数人が3位と昇格を争う形になった。

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2周目後半くらいで単独3位へ。競り始めると突っ込みすぎてしまうことが多々あるが、今回は外から「上げすぎるなよ」と声掛けしてもらったおかげで、最後まで冷静にタレずに走ることができた。
2~3周目にかけて、後方から徐々に追い上げてくる選手(32番)が見えたが、ある程度強く踏みつつ、最終Lapでスパートをかけられるようなペース配分を行った。
3周目中盤ほどで追いつかれる。登りやコーナーでは僕が先行していたので、下りで差を詰められたらしい。
最終Lapに入った直後、32番が猛然とペースアップ。これを皮切りとして、互いにノーガード殴り合い状態へ。担ぎ区間を超えても離せなかったので、これはフィジカル勝負になるなと腹をくくる。先行して登りに入れば、スプリントになっても勝機はあると判断し、とにかくミスのないように丁寧なライン取りを心がける。しかし、キャンバー手前でアウト側から回り込むようにパスされ、先行を許してしまう。必死で追うも差は埋まらず、10秒遅れでのゴールとなった。

 

ゴール後。倒れて視界がグルグルするくらいオールアウトできた。それくらい、ちからをすべて出しきったうえでの4位だった。言い訳の余地がない。完敗だった。

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最終Lapで、僕は「登りまでいけば」としか考えなかった。その前のキャンバーで勝負をかけてきた32番が完全にうわてだった。
表彰式を見ながら、「なぜ自分はあそこにいないんだろう?」と思った。もうあとほんちょっとだったのに。でも、その「ほんのもうちょっと」が足りない。

これまででいちばん悔しいレース。

 

残念ながら、2018年のうちに昇格することは叶わなかったが、実りあるレースだった。
次戦は年明けの富山。これまで以上に激戦になるらしいが、がんばろう。

運営のみなさま・参加者のみなさま、すばらしい大会をありがとうございました。
来年以降も福島空港ラウンドがあるとうれしいです。また参加したいです。

 

 

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あきらめるな