フィッティングについて+トレーニング管理ソフト「Golden Cheetah(ゴールデンチーター)」導入
フィッティングについて思うこと
今日はレスト。
ストレッチだけしっかりとする。
CYCLESPORTSの2018年8月号を読む。
CYCLE SPORTS (サイクルスポーツ) 2018年8月号
- 作者: CYCLE SPORTS編集部
- 出版社/メーカー: 八重洲出版
- 発売日: 2018/06/20
- メディア: 雑誌
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中野喜文マッサーの記事なのだが、だいたいの考えは同じ。ポジションを決めるとき、どのフィッターも
・個々人の身体に合わせたセッティングが必要
・動きにエラー(ペダリングの阻害、怪我の発生など)がでないことが大事
という2点は共通しているように思う。
それらを踏まえて、速く走るための要素(前傾がとれる、パワーがでる、大きい筋肉を使えるなど)を押さえていくと、だいたい似たような形に落ち着いていく。「万人に『正しいポジション』はなくとも、『間違ったポジション』はある」といわれるのは、上の条件を満たさない「間違ったポジション」を排除していった結果なのだろうな。
そう考えると、時間をかけて根気よくセッティングしていけば、その人にとって「正解のポジション」は必ず見つかるはずだ。また、忘れてはいけないのが「身体は変わる」ということ。身体はトレーニングによって日々変化しているのだから、(特に不具合を感じなくても)定期的にチェックしたほうがいいのだろう。
ただ、「正しい知識・技術でもって何度もポジションチェックをしてくれるフィッター」に巡り会うことは難しい。
僕は現在、いろいろなアドバイスをいただける環境にあり、ほんとうにありがたいことだと思う。メカとポジションが決まらないとどう走っても楽しくないから、今快適に走れているのは周囲の人たちのおかげなのだろう。感謝だ。
「Golden Cheetah(ゴールデンチーター)」
さて。
この時期はよく「自分の調子は上げっているのか?」「去年のくらべてどうだ?」と考える。もちろん、「Cyclo-Sphere(シクロスフィア)」でパワーは確認しているし、各領域のMMPグラフを更新しているのだが……
ポジションや体調、筋力等は少しずつ変化しているので、単純にワットが大きければそれでいいというワケではないだろう。
もう少し厳密な指標が欲しいと感じ、トレーニング管理ソフトを導入することにした。有名どころだと「Training Peaks(トレーニングピークス)」あたりだが、こちらは有料ソフト。扱いきれず三日坊主になってしまう危険性もあるので、今回は使用無料の「Golden Cheetah(ゴールデンチーター)」を採用ことにした。
手順
こんなかんじ。
手順自体は別に難しくないし、ネットで検索すればいくらでも情報がでてくる(ので割愛)。
僕はこちらのサイト様を参考にさせていただきました。
実際のデータ
それぞれ次の意味がある。
・灰色のグラフ
TSS(トレーニングのがんばり度、負荷。理想は1日100~150)
・水色の折れ線
CTL(42日間の練習効果=体力・フィットネス。100に近いほどよい)
・赤色の折れ線
ATL(直近1週間の練習効果。CTLより低いほうがいい)
・黄色の折れ線
TSB(調子。プラス=元気、マイナス=疲労。-20を下回ると練習しすぎ、+20を上回るとサボりすぎ。レース直前は+5くらいだといいらしい)
これらのデータを参照しながら練習すれば、オーバートレーニング(またはトレーニング不足)を防げるということだ。
上の画像は、ここ1ヶ月のデータ。風邪をひいた2月下旬から、ロードに移行した現在までの間で、TSSを積み重ね、少しずつCTLが向上している。
次の画像は2018年10月のJCRC群馬のあたり。
9月30日にCTLが82.1まで上がっているが、翌週に風邪を引いてしまい、少し下がっている。いちおう群馬当日の10月21日には75.8まで戻しているが……もったいない(「社会人レーサーはCTLが80いけばいいほう」という説もあるらしい)。
現在は「フィットネス(パフォーマンス)は上向きだが、ハイシーズン時に比べるとまだまだ低い」という状態なのだろう。
ただし、この数字はTSSに基づいて算出されている。ウエイトやジョギング(僕の場合はシクロクロスも)の疲労等は反映されていないので注意が必要だ。
僕は、JCRC群馬のときのように、レース前に追いこみすぎて風邪をひくことがある。これからは、ゴールデンチーターで調子とトレーニング量の管理ができそうだ。
ATLの使い方がイマイチよくわからないけど、とりあえず4月のJCRC群馬までにCTLを上げられるようにがんばろう。